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かわなべ
ブログ管理人/公認会計士・税理士
◆公認会計士試験に大学4年次合格
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監査法人に内定もらって、留年したらどうなるの?

カワセミ

この記事は4分くらいで読めるよ~


大学4回生で公認会計士試験に合格される方は最近増えていると感じています。

若いうちから公認会計士を目指す学生が増え、公認会計士試験合格者の若年化が進んでいるからです。

では、せっかく公認会計士試験に合格して、就職活動を頑張って監査法人から内定をもらったにも関わらず、
大学の単位が足りなくて卒業できなかった(留年が決定)場合、どうなるのでしょうか?

本人からすると、かなり絶望的な状況だと思いますが、怖がらずに読み進めて頂けたらと思います。

かわなべ

あまり例がないのかデータがありませんよね。
実際どうなるのでしょうか?
見ていきましょう!

この記事が向いている方
  • 公認会計士試験に合格した方
  • 大学4年生の方
  • 大学の単位がヤバい方
目次(各項目に飛べます)

内定後に留年が決定した場合(一般企業)

まず、監査法人の話をする前に一般企業の場合から見ていきましょう。

一般企業の場合、内定後に留年してしまうと高確率で『内定が取り消し』になってしまいます。

さしみ

ええ!せっかく就職活動頑張ったのに!?

かわなべ

悲しいけどそうなんだよ。
理由を解説するね。

犯罪行為やSNSでの不適切発言などをしたわけでもないのに、内定取り消しは酷いと思われるかもしれません。

しかし、大学生は自分自身で計画的に単位の履修を行い、空いた時間は自由に過ごすことが出来ます。

自由を得ている反面、責任も負っているのです。

留年したのは自己責任だと言われても反論はできませんし、内定取り消しに遭っても文句は言えない…。

まさに残酷な世界なのです。

内定後に留年が決定した場合(監査法人)

先程、一般企業の場合は高確率で内定が取り消しになってしまうとお話しました。

では監査法人の場合はどうかというと、詳細なデータがあるわけではありませんので、

あくまでも一個人の意見ということで読み進めていただきたいのですが

一般企業と逆で

留年しても内定が取り消しになってしまう可能性は相当程度低い

と考えられます。

さしみ

一般企業と180度違うね。

監査法人の場合、一般企業の就職活動と前提が異なる点が2点あります。

■ 公認会計士試験に合格している点
■ 新卒での採用を前提としていない点

上の2つの項目は相互に関連しています。

そもそも、監査法人の就職活動は公認会計士試験に合格した後に初めて行われるものです。

公認会計士試験の合格者は全員が全員大学生というわけではありません。

30代、40代、50代と働きながら合格される方もいますし、前職がある方も多いです。

そのため、監査法人の就職活動の志願者はそれぞれ年齢も経歴もバックグラウンドも、まるで違う方たちばかりなので
新卒であることが重要視されません。

もし万が一、留年したとしても、その年の前期卒業まで待ってくれる可能性が高いです。

監査法人としても人手不足で志願者が少ない中、せっかく獲得した新人を手放したくないからです。

本当に留年してしまったらどうする?

さしみ

もし、本当に留年してしまったらどうすれば良いの?

かわなべ

考えられる選択肢を見ていきましょう。

足りない単位を確かめる

まずはいったん冷静になって、足りない単位を確かめましょう。

単位が足りない例
  • 総単位は足りていたけど、必修単位が不足していた
  • 試験にパスできず、単位があと4単位不足していた

必修単位が足りない場合は、そもそも講義を履修していない場合はどうすることもできませんが

試験にパスできなかった場合は、もう1度採点をお願いしたり、教授に頼み込む方法が挙げられます。

必修単位は何かしら救済措置が考えられている場合が多く、課題の提出などで単位を認めてくれる場合もあります。

ただし、絶対ではありません。

資格取得による単位を申請する

次は資格取得によって単位が認められるものがないかを考えてみましょう。

例えば

公認会計士試験に合格しているのであれば○単位を付与する

などです。

公認会計士だけではなく、日商簿記2級や1級に合格していれば、単位が認められる大学もあります。

それで卒業単位を満たすことができれば御の字です。

また、それでも難しい場合は、卒業までの間に単位取得が認められそうな資格を見つけることも考えられますが

卒業までの短期間の間に、勉強をして試験を受けて合格発表までの時間が残されているというと

難しい場合の方が現実問題として多いです。

それでもダメなら正直に内定先に報告する

それでもダメなら正直に報告しましょう。

1番やってはいけないことは、卒業したと嘘をつくことです。

最悪の場合、解雇になり自身の経歴に大きなキズがつきます。

再就職先の面接でも絶対に避けては通れないでしょう。

学歴詐称はその場は良くても、いずれバレますのでやらないに越したことはありません。

もし留年が確定してしまった場合は、一般企業・監査法人関係なく、

まずは電話で内定先に報告することをお勧めいたします。

【一般企業の場合】
社内で検討会に上げられ最終的に内定取り消しになる可能性の方が高いですが、
入社の固い意志を伝えることができれば、熱意に押されて前期卒業までアルバイトとして雇うなどして、入社を待ってくれる可能性も残っています。

【監査法人の場合】
上と同じように前期卒業までの間、学生非常勤として働けるポジションを用意して、大学も卒業できるように環境を整えてくれると思います。
ただ、入社時期は半年ほど遅れますが、昇格時期が法人内で決まっていますので他の同期より1年職歴が下として扱われる可能性も高いです。
とはいえ、それでもかなり優遇されていると言えるでしょう。
(今は売り手市場ですので人手不足ですが、経済環境が変わったら状況は変わる可能性はもちろんあります)

大学4年次合格の管理人はどうだった?

さしみ

管理人も大学4年次合格だよね?
卒業は大丈夫だったの?

かわなべ

大学2,3年のときは公認会計士試験に注力していたから
大学にはほとんど行ってなかったんだ。
だから4年の後期はほぼ毎日のように大学に行ってたよ。

管理人の場合は、ゼミや卒業論文が強制ではなかったので、だいぶ助けられました。

公認会計士試験に合格したことを教授にアピールしたり、資格取得による単位の申請も有用でした。

結果として卒業に必要な128単位を6単位上回る、134単位で卒業しました。

さしみ

おお、結構ギリギリだね(笑)

かわなべ

そうなんだよ。今でも単位が足りなくて留年する夢をたまに見るよ(笑)

皆さんも単位の確認は絶対にしておいてくださいね!

半年待ってもらえる可能性があるといっても、留年しない方が絶対良いに決まっています!

管理人が大学生のとき、どのような大学生活を送っていたか。

大学在学中の合格をするにはどのようにすれば良いのかについては、追って記事にしますのでお楽しみに!

かわなべ

ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日もお楽しみに!
独立会計士ブログのかわなべでした!

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この記事を書いた人

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◆本名:河鍋 優寛
◆公認会計士試験に大学4年次合格
◆BIG4監査法人7年
◆独立系税理士法人1年
◆脱サラして会計事務所を開業
◆監査法人・税理士法人業務受託者

3歳男児、0歳女児を持つ父として
日々、仕事に子育てに奮闘中!

Vocaloid、カワセミが好きです。
私服に興味がなく、毎回同じ服で現れることで有名。

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