【在学中合格】専門学校での講義のおすすめの受け方
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専門学校のカリキュラムは膨大な量がありますよね。
答練もそうですが、公認会計士試験の全科目を網羅する講義のボリュームも相当あります。
講義は1コマが3時間と長いですから、効果的かつ効率的に受講したいですよね。
今回は専門学校の講義を受講する際のおすすめの受け方について解説していきます。
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専門学校のカリキュラム
専門学校の公認会計士講座に申込みをして間もない初学者の方はまだイメージがつかないと思いますが、専門学校で細かい違いはあるにしろ、基本的には下記のカリキュラムで進んでいきます。
ちなみに管理人も簿記は初心者でしたので、初学者コースから始めました。
初学者の方はまず簿記3級レベルから始まり、2級・1級レベルまで講義が進みます。
それと並行して確認テストや入門答練が実施されます。
試験範囲や覚えることも多いですので、講義回数もかなり回数があります。
財務会計論と管理会計論の講義がある程度進むと、企業法と監査論の理論科目の講義も始まります。
この時期になると引き続き、計算科目の講義や答練もありますので週のスケジュールは埋まることでしょう。
と共に、初めての理論科目の講義ですので新鮮な気持ちが芽生えてきます。
短答式試験のマーク式テストのような答練の実施時期に入ります。
専門学校の計算科目の答練は基本的に、論文式試験を意識した作りとなっていますが、短答式試験前には短答答練の実施もあります。
短答式試験の受験よりも前段階から、まずは租税法の講義が少しずつ始まります。
租税法は法人税法、所得税法、消費税法と範囲がこれまた膨大にあるため、講義回数も相当回数です。
選択科目は管理人は経営学を選択しましたので、それほどボリュームはありませんでしたが、一般的にボリュームが多いとされる経済学や民法を選択された方は講義回数が多いでしょう。
論文式試験の出題をイメージした、1科目2時間もしくは3時間のボリュームの答練です。
専門学校によって回数は違うと思いますが、管理人の当時の資格の大原のカリキュラムでは各科目ごとに計12回ありました。
- 論文基礎答練4回
- 論文応用答練4回
- 論文直前対策答練4回
大まかな専門学校のスケジュール、イメージいただけましたでしょうか?
講義中の意識はどこにありますか?
全科目共通して膨大な回数がある講義です。
皆さんはそのような講義を受けている間、何を考えていますでしょうか?
今日の晩ごはん何だろうな~
帰ったらあのYouTube見よう
多少くらいなら思っていて大丈夫ですが、大部分の意識を別に向けましょう。
皆さんが講義中に最も意識を向けないといけないのは、講師の発する「言葉」と「板書・レジュメ」です。
受講中に行うべきこと
それでは、講義中に行うべき内容について解説していきます。
まず絶対にやるべきなのは、以下の内容です。
- 大切な箇所にマーカーを引く
- 板書やレジュメの内容をテキストに書き込む
- 講師が説明の際に用いた具体例やメモをテキストに書き込む
この3つだけです!
そして重要なところは赤字で強調させていただきました。
すべてに共通するのは、そう!
テキストってそんなに大事なの?
テキストは超重要教材です。
「テキストに始まり、テキストに終わる」
学習初期から直前期に至るまで全てにおいて活躍します!
専門学校のテキストには余白部分が多めに作られています。
これは受講生自身が書き込むためのスペースを考えられて作成されています。
であれば、これを徹底的に使いましょう。
レジュメや板書についてはその内容を余白部分に書き記しておきましょう。
講師が話す内容というのは人によっては難しく感じるかもしれませんが、目的は、何が大事な話なのかを集中して聞くことに意味があります。
一言一句メモしようとして、講師の説明を単なる”音”として聞くことがないように気をつけましょう。
手段が目的化してしまっては本末転倒です。
また、講師によってはマーカーを引く箇所を指示する方と指示しない方がいます。
指示する方であればその指示に従えば良いですが、指示しない方の場合にはテキストの太字部分だけでもマーカーを引いておきましょう。
これだけでもテキストに自分が講義を受けた痕跡を残すことができます。
したがって、講義の目的とは、テキストを復習するときに使いやすいようにカスタマイズすることです。
先程、テキストは学習初期から直前期まで受験勉強に用いる超重要教材だとお話をしました。
そのテキストを最高の1冊にしていくことが目的ですので、講義の中で理解ができない箇所があっても構いません。
一発で理解することができない内容があって当然です。
管理人も直前期になってようやく理解することができた論点がザラにあります。
人間は忘れる生き物ですから、復習が大事です。
その復習の要となる教材はやはりテキストです。
テキストを読み返して、受講したときの記憶を呼び起こすことが最も効率的な講義の受け方と言えます。
公認会計士試験の科目は多くの場合初めて学習することが多い内容のため、1回の講義で理解できない論点も多いですが、テキストを数回読み込んでいくと理解できることも多いです。
理解できなければ講義は何回も受ける?
講義はライブ授業であれば1回きりですが、配信講義の場合は何回でも見ることができます。
しかし、
前述のとおり、講義はテキストを完成させるための手助けのツールでしかありません。
また、1コマ3時間近くしますので、時間が有限な受験生は他に優先すべき事項は沢山あります。
どうしても理解ができず分からない場合は、講義を見返すのではなく専門学校の先生に直接質問しましょう。
ノートは作る派?作らない派?
人によっては各科目ごとにノートを作って、そのノートに講義内容の板書やレジュメを書き込んでいく方もいらっしゃると思いますが、悪いことは言いません。
高校受験や大学受験などではそのような方法が良いのかもしれません。
ですが、高校受験や大学受験と公認会計士試験は全く違います。
短期合格のためには、情報をテキストに集約(テキストへの情報の一元化)させるようにしましょう。
自分でノートを作ってもテキストの情報量の多さやまとまりの良さには到底敵いません。
専門学校が労力をかけて、受験生が使用しやすいように監修・デザインされたテキストですので、情報はテキストに集約化しましょう。
管理人は受験会場で、作ったノートを必死に見返している受験生がいたら
「あ、この人落ちるな…」と心の中で思っていました。
性格が悪いように聞こえますが、これは真理をついています。
それだけ公認会計士試験においては何もメリットを生み出しません。
その他の注意点(FAQ形式)
予習と復習はどちらが大切なの?
圧倒的に「復習」です。
むしろ、予習はしないまま講義を受けて全然構いません。
中学や高校のように、予習することに意義を感じている方は違和感があると思いますが、講義のたびに予習してたら時間とモチベーションが持ちません。
講義はライブ講義の方が良いの?
講義の臨場感やモチベーションという意味ではライブ講義にメリットはありますが、ライブ講義にこだわる必要はありません。
配信講義でも合格するためには充分です。
配信講義は何倍速かした方が良い?
管理人も実際に倍速して受講していました。
ただし、講師によっては2倍速にすると何を話しているのか聞き取れなくなってしまうので、その場合は調整していました。
自身が聞き取れる範囲で速めて聞く分には全然問題ありません。
マーカーの色は使い分けてた?
マーカーは使い分けていました。
・項目名や見出し「ピンク」
・重要用語や定義「オレンジ」
・趣旨や背景「黄色」
また、レジュメや板書など、テキストに書き込む際は「青ペン」を使用していました。
まとめ
◆ 講義中は、講師の発する「言葉」と「板書・レジュメ」に最も意識を向ける
◆ 講義の目的とは、テキストを復習するときに使いやすいようにカスタマイズすること
◆ 講義を受けただけで理解できないことは多いけれど、悲観的にならないように
◆ ノートは作らずに、情報はすべてテキストに集約化
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日もお楽しみに!
独立会計士ブログのかわなべでした!
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