【就活】監査法人に採用されやすい人物像とは?
前回の記事で、監査法人の面接で聞かれた質問と内定獲得テクニックについてまとめました。
今日は管理人が受験生のときに受けた面接を振り返りながら、
「監査法人に採用されやすい人物像」について記載していきたいと思います。
売り手市場とはいっても対策は必要だもんね。
そのとおり!
採用側の思惑を考えるのも突破口の1つです。
面接の回数
早速ですが、面接の回数は事務所のエリアや監査法人によって異なります。
一般的には、小規模・地方事務所になるほど面接回数は少なくなり、大規模・都市圏事務所になるほど多くなります。
ちなみに、管理人はBig4監査法人の地区事務所にある3法人の面接を受けましたが、いずれも面接は1回だけでパートナー数名による面接でした。
監査法人やエリアによっては2次面接やグループ面接があるところもあると聞いています。
内定通知も地区事務所ならではのスピードの速さで、面接のその場で内定をいただいたことが1回と面接の帰り道に電話口で内定をいただいたことが2回ありました。
早っ!
なんでそんなに早く通知できるの?
理由は2つあって、
①採用権限は本部ではなく各事務所にある
②来てほしい人には早めに伝えておかないと他法人に行かれてしまう
からBig4のような巨大組織でも早く通知できるんだよ。
実際は面接の前から接点があって良い受験生には「面接に来てくれたら内定を出す」“内々定”みたいなものもあるみたいです。
どのような基準で内定もしくは落選が決まるか
どのような基準で内定もしくは落選が決まるかですが、明確な基準は存在しません。
ですが、管理人は基本的に以下の2つにあると思います。
- 素直、従順であること
- 一緒に働きたいと思わせられるか
素直、従順であること
新人スタッフ1年目においては、はっきり言って能力はいりません。
その代わり、上司の指示を聞いて適切に実行できる素直さを求められています。
例えば実際の監査現場においては、マネージャーやシニアから
今期はクライアントの業績悪化の影響で監査上の重要性の基準値が下がっているから気をつけてね
と指示を受けたにも関わらず、
前期の監査調書をそのままなぞって前期の重要性の基準値のまま監査を行ってしまうと、
その下がった分の金額の取引については監査手続が行われていないことになります。
「会社は生き物」と称されるように、基本的に前期と当期で全く状況が同じ会社というのはあり得ません。
ですので、前年踏襲型の監査ははっきりいって意味がないため、当期の状況を反映した監査を継続して行っていく必要があります。
そのためにも新人スタッフに求められるのは上司の指示を聞いて適切に行動が出来る素直さであり、
Excelなどの能力については仕事をやっていく上で自然と身につきますので、始めは正直そんなに求められていません
一緒に働きたいと思わせられるか
言ってしまえば志望度や清潔さですね。
また、法人としては御社が第1志望ですと言ってくれる受験生が当然良いです。
当然ですが御社は第2志望ですなど、誤っても言うことがないようにしましょう。
十中八九落ちます。
面接官も受験生がたとえ嘘でも第1志望と答えるのは分かっていますし、他の監査法人の選考を受けていることももちろん分かっています。
そんな中で実際に法人説明会やイベントに参加したときの具体的なエピソードを話すと目の色が変わると思います。
その法人が重視している点や、対応してくれたリクルーターの方の名前を出すと「ああ、この人は本気なんだな」と思わせる事が出来ます。
このあたりで躓くのは非常にもったいないですし、ここが出来ていないと他の法人でも落ちてしまう負の連鎖を作り出す原因にもなってしまいます。
人は見た目が9割と言う言葉があります。
それに第一印象は5秒足らずで決定してしまうとも言われています。
面接は1度きりの勝負です。
待ったはありません!
自宅を出る前や面接の前には鏡の前で自分の身だしなみチェックをしてから面接に臨みましょう!
個人的には早めに面接会場に行って、違うフロアのトイレで身だしなみチェックをしてから面接に臨むことをおすすめします。
管理人も毎回必ずやります。
質問の受け答えは
緊張して言葉が詰まってしまっても大丈夫です!
しっかり深呼吸して1度落ち着いてから受け答えをしていきましょう
面接の場ではオーソドックスな質問ばかりとは限りません。
ある程度受け答えの対応力を見ようと、イレギュラーな質問も飛んでくることを想定しておかなくてはなりません。
私も転職活動の際にお客さんがこのような状況のときあなたはどんなコンサルをしますか?と質問を受け、
その質問の準備はしていなくてびっくりしましたが、
自分が今まで経験した知識などをベースに落ち着いて回答が出来ればOKです!
ですので、どういう質問が来ても監査人らしく落ち着いて誠実に対応することが出来れば面接は大丈夫なはずです。
読者の皆さんが11月の合格発表で晴れて合格して、自信が希望する監査法人に無事就職が決まることを祈っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日もお楽しみに!
独立会計士ブログのかわなべでした!
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