【公認会計士試験勉強法】短答式・企業法 編
6分くらいで読めるよ~
公認会計士試験は短答式試験・論文式試験の2部構成です。
ですので、短答式試験は「1次試験」としての位置づけになります。
全1日のスケジュールで実施されますが、企業法はその中でも1番始めに実施される科目です。
短答式試験のトップバッターだね!
今日は管理人が使用した教材などを掘り起こした上で短答・企業法の勉強法を解説していきます。
この記事で分かること
- 短答式・企業法の概要と勉強法
- 各教材の使い方
- 合格のために必要なこと
短答式試験の企業法の概要
12月・5月の年2回実施される短答式試験のうち、1番目に実施される科目(9:30-10:30の1時間)です。
選択肢が6択で各5点の問題が全20問あり、合計100点です。
公認会計士・監査審査会のHPには、出題範囲の要旨について以下のように記載されています。
企業法の分野には、会社法、商法(海商並びに手形及び小切手に関する部分を除く)、金融商品取引法(企業内容等の開示に関する部分に限る)及び監査を受けるべきこととされている組合その他の組織に関する法が含まれる。
会社法に関しては、会社法の全体を出題範囲とする。商法に関しては、商法第1編(総則)及び第2編(商行為)を出題範囲とする。
金融商品取引法については、企業内容等の開示に関する金融商品取引法第2章を中心として出題する。
同法第1章(総則)及び監査証明並びに開示に関する民事責任、刑事責任及び行政処分(課徴金制度を含む)は、出題範囲とする。
さらに、同法第2章の2(公開買付けに関する開示)、第2章の3(株券等の大量保有の状況に関する開示)、第2章の4(開示用電子情報処理組織による手続の特例等)、第2章の5(特定証券情報等の提供又は公表)についても、出題範囲とする。
令和5年公認会計士試験の出題範囲の要旨について
監査を受けるべきこととされている組合その他の組織に関する法については、当分の間、出題範囲から除外する。
全20問のうち、殆どが会社法からの出題ですが、2~3問は商法・金商法から出題されます。
会計大学院を修了することで、短答式試験のうち「財務会計論」「管理会計論」「監査論」の免除を受けることができますが、この「企業法」を免除することはできません。
したがって、短答式試験の企業法は全ての受験生が受験することになります。
短答・企業法の勉強法
管理人は資格の大原で勉強していましたので、大原の教材の名称でご紹介しますが、
基本的にどの専門学校でも種類は同じですので、ご自身の専門学校に置き換えてご覧ください。
- テキスト
- 短答総まとめテキスト
- 肢別チェック
- 短答答練
講義期
講義が行われている学習初期は、講義にひたすら集中します。
特に、マーカーについては重要です。
講師によってはマーカーを引く箇所を指示してくれる人もいれば、指示しない人もいます。
指示してくれればそれに従えば問題ないのですが、指示がない場合はテキストの太字部分や趣旨にマーカーを自分で引いていきましょう。
専門学校のテキストは非常に完成度が高いですので、不要な情報は載っていません。
ガンガンマーカーを引いていって大丈夫です。
管理人の場合は、色使いもこだわっていて
- タイトル→水色 or ピンク
- 趣旨・周辺論点→黄色
- 用語・定義→オレンジ
で全科目統一していました。
合格のためには教材の回転が必要になってきますので、見やすい相棒となる教材がとても大切です。
試験3ヶ月前
短答の企業法はナメてかかられやすい科目ですが、決して侮ってはいけません。
短答の理論科目ということもあって、ついつい肢別チェック式の問題集ばかり回していきたくなりますが、肢別チェックだけを回転させていくのはかなり危険です!
きちんとテキストや答練も回していきましょう。
肢別チェックや短答答練は、初めは全く解けません!
それが普通です。
とりあえず頑張って1周させましょう。
初めの1周目が最も辛いのですが、とにかく1周回すというスタンスで食らいつきましょう。
2周目以降になると気持ちも楽です。
その分正答率の精度を高めていきます。
肢の種類は○×形式です。
×の理由を確認するのは誰もが行いますが、同様に◯の方も大切です。
◯は解説なしですが、◯の文章それ自体が知識となりますので、◯の文章も覚えていくように回していきます。
そうして本番までに肢別チェックは少なくとも5回転はしました。
何回も間違えてしまう肢は付箋をつけて、直前期にもすぐにチェック出来るようにしておきます。
試験2ヶ月前
短答答練が始まるのがこの時期だったような気がします。(もう少し早かったかな?)
短答答練の点数は低くても気にしないでください。
直前期まで力はどんどん付いていきます。
復習の方が断然大切です。
企業法を得点源にしたかったので、専門学校の行き帰りの電車の中では主にこれと短答総まとめテキストを確認していました。
短答総まとめテキストは以下です。
時々答練で出た知識は書き込んでいきます。
直前期
テキストをひたすら回転していきます。
管理人が受講していた当時は商法と金商法の論点をまとめてくれたレジュメを専門学校が作成してくれていましたので、それもホッチキスで留めた上で、テープで左を留めて持ち歩いていました。
正直、商法や金商法は2~3問しか出題されないため、少しコスパが悪い分野です。
商法や金商法はあまり時間をかけずに、要点だけ押さえておけば充分かなと管理人は考えていましたので、このように専門学校のレジュメを活用していました。
お昼休みは短答総まとめを見ながら食べていました。
短答総まとめのテキストは結構綺麗にまとめられているので確認しやすいです。
直前期は肢別チェックは付箋を取り付けた箇所の確認程度で、回転はもうほとんどしていませんでした(ほぼ完成させていました)。
スキマ時間勉強をするのに適した教材
理論科目は移動勉強するのに適しています。
特に、短答答練をテープでまとめたものを移動時間中に使用して覚えていました。
基本的には理論科目の短答答練はデスクでしっかりと勉強するのではなく、移動時間やお昼ごはんを食べている合間に確認するなどのスキマ勉強をしていました。
デスクでガッツリ勉強するのは、テキストの確認や肢別チェックなどの確認という使い分けをしていました。
結果的にこれが功を奏したと思いますのでオススメです。
Twitterをされている方におすすめ
Twitterをされている方は下記の妖精をフォローしてみましょう。
企業法に関する情報などをツイートされています。
きっと試験合格に繋がる妖精となってくれること間違いなしです!
管理人も受験生時代に大変助かりました。
先生としてではなく、あくまでも妖精として見てあげてください。
(管理人は多くは語りません(笑))
この記事が皆さんの勉強の参考になれば幸いです!
合格をお祈りしております!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また明日もお楽しみに!
独立会計士ブログのかわなべでした!
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